皆さんこんにちは!
今回はリッタースポーツツアラーのFJR1300ASの修理入庫がありましたので、レポートさせていただきます。
ASは電子制御シフトのYCC-S(電子制御シフト)や電子制御サスペンションなどを採用した上位機種なのですがそのYCC-Sの不調によりシフトチェンジが出来ない症状です。
YCC-Sはクラッチ操作不要でギヤチェンジを可能にしたシステムでASにはクラッチレバーがありません!
クラッチ操作が不要という点ではATと同じですがギヤチェンジは任意で行います。
シフト操作は慣れ親しんだシフトペダル又は、左手でスイッチ操作を行う事も出来ます。
スポーツ走行も楽しいし、左手の疲労が無いのでロングツーリングにも適しているという優れものです!
それでは修理内容を見ていきましょう!

まずは診断機、YDT(ヤマハダイアグノスティックツール)に接続して故障診断を行います。
故障コード sh_16 の表示です。
内容としてはクラッチ又は、シフトアクチュエータードライブ回路に異常ありとうい内容です。
こう書くと簡単そうに思えますが、点検する項目は多岐に渡り故障個所を特定するのは結構大変です。
サービスマニュアルの内容に沿って配線系統のチェックや各部動作の確認を地道に行っていきます。
そして、最終的にたどり着いたのは「クラッチアクチュエーター又はシフトアクチュエーターを交換する」又は
「MCU(制御コンピュータ)」を交換するという内容。
全てFJR1300ASの専用部品のため高額な物です。
症状など総合的に判断し、クラッチアクチュエーターの故障が疑わしい!
ということで、部品を発注して作業に入ります。
クラッチアクチュエーターはスイングアームとエンジンの間にあるため、スイングアームの取り外しが必要となります。

リヤタイヤを外して。

ドライブシャフトを外して。

リヤサスペンションとの接続を外してスイングアームが外れました!
これでクラッチアクチュエーターにアクセス出来るようになりました!

これが問題のクラッチアクチュエーターです。
非常に込み入った場所に付いてます。
クラッチアクチュエーターを交換、また年数が経っている為クラッチリリースシリンダーも交換します。

↑これが交換した部品です。左の大きな部品がクラッチアクチュエーター、右の部品はクラッチリリースシリンダーです。
そしてクラッチフルードのエア抜きなど行っていきます。


関連部品や配線を取り付けて電源ON!
メーターの異常を示す警告灯が消えました!!
リヤ周りのスイングアームやホイールなどを元に戻します。
最後に試乗して正常な動作を確認して作業完了です。
今回の作業はFJR専用の高額な部品が必要となるため、誤った診断をしてしまうと大変な事となってしまいます。
正常な作動を確認した時は、ほっとしました(´▽`)
YSPではヤマハから提供される最新の診断機を使用して診断、修理を行っています。
YSP熊谷なら購入後のメンテナンスもしっかりとサポートしますのでご安心ください(^▽^)/